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二人の世界。
つーか研究室だし。
何事も無かったように弁当を食べ彼女に笑顔を向ける。
「マジ、うめぇーぜ!!」
「あっ、本当に?」
かなり不自然な会話。
「その棒読みのセリフ…不自然だよな…」
同僚の吉田が埴輪と土偶を手に、2体をキスさせてからかう。
「ブチュー!!お前ら神聖な研究室でキスしただろ!!」
「別に…あははっ…」
「ええっ…」
彼女と向かい合って適当に笑う。
「お前、彼女が出来て変わったな…。ナイスバティの土偶とか、埴輪の身体の線が良いとか、発掘バカだったのに…。」
吉田は悲しそうな顔をする。
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