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豪邸過ぎて…絶句。
「雅人さん、ここが私の部屋」
「…うん…」
唾を飲み込む。
そして開かれた扉。
ダブルベッドが、ドカーンと置かれて…。
何だ?
浴室とトイレが付いている。
「雅人さん?」
「なんか…ホテルみたいだね…」
「以前は、来客用だったから~」
「来客って?」
「父が生きていた頃は、友達を呼んでパーティーをしてたんですって」
「…そうなんだ…」
我が家の三角帽子でクラッカー鳴らして、シャンパンの蓋が吹っ飛ぶパーティーとは違うだろーなー。
絶対、生演奏とか立食だろーなー。
彼女とのジェネレーションギャップに続き、生活水準の差に完全に参ってしまった。
「雅人さん!私は雅人さんが大好きなの!年の差も…生活に差も…あると思うけど…」
俺の心を読んだのか…。
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