~3年の春~

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「なんだよ、怖いのか?」 「べ、別に怖くないけど…」 ……めちゃくちゃ可愛い。 「じゃあ今日行かなくて良いよな」 そう言うと桜は顔を真っ赤にしながら小声で 「ほ、本当に怖くない…から…」 さすがに可哀想になってきたので 「冗談だよ。分かった、泊まってやろう」 「あ、ありがとう…」 やっと素直になりやがったな。可愛いじゃねえか。 そんな他愛もない話をしていたら学校へと着いた。 校門を通って昇降口に入り上履きを履いた。 あっ、ちなみに桜とは同じクラスだよ。
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