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「それじゃ行こうか」
「うん!」
階段を上がり教室に行こうとした。
すると桜が
「えっ!」と呟いた。
「どうした?」
「手…峽哉、手…」
言われるがままに手を見るとなんと桜に俺が反射的に手を繋いでいた。
「………(・_・;)」
もはやこれは幼馴染みという関係ではなくカップルの関係だな…。
「ヤバい…」
俺は嫌な予感がした。何故かって?
それは後ろに桜ではない他人の視線を一筋感じたからさ。
そう。誰か知っている人の視線…。
「き、峽哉、お前…」
声を聞いた瞬間誰なのか分かった。
「最悪だ…(T-T)」
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