* 02 夢遊の病

3/9
前へ
/44ページ
次へ
リヒュタルト 「はー、極楽極楽。」 ヴァン 「なにが」 リヒュタルト 「さてねッと、お姫様は白の外に出るまで時間がかかるみたいだ。なあ、ヴァン。久々に相手してくれよ」 ヴァン 「なんで。」 リヒュタルト 「身体がなまってんだよ────……ヴァン!!」 (ヴァン!!で剣を降り下ろす) ──リヒュタルト、ヴァンに剣を降り下ろす。 ヴァン 「!!────……ああそうだな。お前はそういうやつだったな」 ──ヴァン、リヒュタルトの剣を跳ね返す リヒュタルト 「ヴァンは稽古してたのか?クククッ、跳ね返されるとはね……はぁぁぁぁぁあ!」 ──リヒュタルト、ヴァンへ剣を振るう ヴァン 「くっ。力任せな戦いから、変わったなリヒュタルト」 ──剣で受け止めるヴァン リヒュタルト 「ヒャハハハハッだって、強くなきゃいけなかったんだ」 ヴァン 「まあな」 リヒュタルト 「だから───」 ヴァン 「リヒュタルト、お姫様は森へ、行ったぞ」 リヒュタルト 「チッ!」 ヴァン 「行くぞ、リヒュタルト」 リヒュタルト 「お姫様はもう、鳥籠を捨てたんだな────待てよ、ヴァン!」
/44ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加