* 03 夢から醒めた

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──丘の上── リヒュタルト 「ほら、ヴァン。街が燃えてる……クククッ」 ヴァン 「─────そうだな。」 ヴァン(M) 「そろそろ、終わりが近いな。」 リア 『どうして、燃えてるんだ……?ここは、どこだろう。』 リヒュタルト 「『助けてください』だってさァ、自分の命だけ乞うんだぜ?」 リア 『ぼくはどうして』 リヒュタルト 「所詮、血が繋がろうが繋がるまいが、他人は他人って事か。」 リア 『街が──……助けなきゃ』 リヒュタルト 「この世界で自分の子供を愛する人間って奴ァ、いるんかね?」 リア 『夢。そう、夢だ。』 ヴァン 「さあな。関係ないだろう、俺達には。」 リヒュタルト 「ヒャハハハハッ!そうだねェ!」 リア 『ゆめ……?』
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