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──丘の上──
リヒュタルト
「ほら、ヴァン。街が燃えてる……クククッ」
ヴァン
「─────そうだな。」
ヴァン(M)
「そろそろ、終わりが近いな。」
リア
『どうして、燃えてるんだ……?ここは、どこだろう。』
リヒュタルト
「『助けてください』だってさァ、自分の命だけ乞うんだぜ?」
リア
『ぼくはどうして』
リヒュタルト
「所詮、血が繋がろうが繋がるまいが、他人は他人って事か。」
リア
『街が──……助けなきゃ』
リヒュタルト
「この世界で自分の子供を愛する人間って奴ァ、いるんかね?」
リア
『夢。そう、夢だ。』
ヴァン
「さあな。関係ないだろう、俺達には。」
リヒュタルト
「ヒャハハハハッ!そうだねェ!」
リア
『ゆめ……?』
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