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────回想────
リヒュタルト(M)
「母さん……こっちを見て。泣かないで、ごめんなさい。でもね、僕は、望んだわけじゃない。母さんに嫌われるくらいなら……」
リヒュタルト
「死ねない。」
リヒュタルト(M)
「他人が殺してくれなきゃ。力は、強くて抑えるのが難しい。壊すことが楽しくて、止まらなくて。呪いの血は、意思なんて関係ない。人間を滅ぼす力を、僕らは持っている。」
リヒュタルト
「アヒャヒャ……ヒャーッヒャッヒャッヒャ……ハハハハハ!壊れろ……死ね……ッ!!叫べよ、助けを求めながら死ねよ、アハハハハッ!」
リヒュタルト(M)
「僕は、人間じゃないの?助けて、母さん。」
リヒュタルト
「さよなら母さん。大好きだから、じっくりと殺してやるよッ!!ヒャハハハハッ!」
リヒュタルト(M)
「止まらない。すべて、殺せ。殺さなきゃ、楽しくない。ツマンナイ。」
ヴァン
「─────ッ!!この小さな街を滅ぼしたのが少年、だと?、」
リヒュタルト
「ヒャハハハハッ!ヒャーハッハッハッ!お前も殺されにきたの?」
ヴァン
「……。」
──剣を構えるヴァン
ヴァン
「殺されたいくせに、何を言う。」
リヒュタルト
「あァッ!?」
ヴァン
「だけどきみは、殺されないよ。同族には、無意味だからね。」
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