* 04 漆黒のレクイエム

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────回想──── リヒュタルト(M) 「母さん……こっちを見て。泣かないで、ごめんなさい。でもね、僕は、望んだわけじゃない。母さんに嫌われるくらいなら……」 リヒュタルト 「死ねない。」 リヒュタルト(M) 「他人が殺してくれなきゃ。力は、強くて抑えるのが難しい。壊すことが楽しくて、止まらなくて。呪いの血は、意思なんて関係ない。人間を滅ぼす力を、僕らは持っている。」 リヒュタルト 「アヒャヒャ……ヒャーッヒャッヒャッヒャ……ハハハハハ!壊れろ……死ね……ッ!!叫べよ、助けを求めながら死ねよ、アハハハハッ!」 リヒュタルト(M) 「僕は、人間じゃないの?助けて、母さん。」 リヒュタルト 「さよなら母さん。大好きだから、じっくりと殺してやるよッ!!ヒャハハハハッ!」 リヒュタルト(M) 「止まらない。すべて、殺せ。殺さなきゃ、楽しくない。ツマンナイ。」 ヴァン 「─────ッ!!この小さな街を滅ぼしたのが少年、だと?、」 リヒュタルト 「ヒャハハハハッ!ヒャーハッハッハッ!お前も殺されにきたの?」 ヴァン 「……。」 ──剣を構えるヴァン ヴァン 「殺されたいくせに、何を言う。」 リヒュタルト 「あァッ!?」 ヴァン 「だけどきみは、殺されないよ。同族には、無意味だからね。」
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