“実践編・儀礼魔術”

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『五芒星の刻み』 ①呼吸法、弛緩法を行って自身に霊気を充填しましょう、それから右手で“剣印”を作る、もしくはアサメイを持ちます。 ※東を向いて座ります、そして左下、右上、左上、右下、頂点、そして最初の左下に戻る…順に“剣印”を動かし、目の前に五芒星を描きます、慌てずに動作に合わせて、イメージでも五芒星を描いて下さい。 ②東に向いて五芒星を描きながら『イエホヴァ』と唱えます。 ※この後で五芒星の中心を“剣印”で付きながら、息吹を吐きます、これは以降も同様です。 ③次に南に向いて、同様の手順で五芒星を描きながら『アドナイ』と唱えます。 ④次は西を向いて、五芒星を描きながら『エへイエー』と唱えます。 ⑤最後に北を向き、五芒星を描きながら『アーグラ』と唱えます。 四方に五芒星を描き終えたら、自身の周りの四ヶ所に、光輝く五芒星が浮かんでいるのをイメージして下さい、それによって貴方の場が清められた事になります。 この『五芒星の刻み』も、単一の五芒星を描き、その中心を“剣印”やアサメイで突きながら、息吹を吐きつつ“五芒星が放つ光”のイメージで、五芒星の光を浴びた霊がバラバラに吹き散らされて消える様を、強くイメージをする事により攻撃的な魔術になります…が! 攻撃的な魔術として使うには…まだまだ早いので、自重するようにして下さい。 攻撃的な魔術じゃなく、この『五芒星の刻み』は、地面にイメージした円(○)に加える事で簡易な結界魔術にもなり、また“呪物”に五芒星を描く事で、内包された邪気を一時的に縛り付ける事にも使用できます。 特に五芒星は“精霊”“非ー人間(アストラルボディ)”に強力な効果があります。 この様に“儀礼魔術”は、使い手の知識が増える事に応用が利き、使える用途が非常に広くなるのは覚えておいて下さい。 『カバラ十字祓い』と『五芒星の刻み』は、独学でも十分に練習そのものは可能ですが、先に話したように、霊視能力者や霊能者の協力がなければ、魔術が使えてるか本当の所は確認ができません。 くれぐれも“魔術が使えてないのに、使えている気にならないよう”に注意して下さい。 魔術が成功している確証が得られない限り、貴方は“見習い”の域を超えられません。
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