“実践編・儀礼魔術”

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他にも『物見の塔』『生まれなきものの儀礼』『薔薇十字の儀礼』など、様々な“儀礼魔術”がありますが、初心者が最も習熟しなくてはならないのは、先の三種類となりますので、とりあえず“儀礼魔術”に関しては、ここまでと致します。 魔術師の心得②は“自ら調べて学ぶ”です、どうしても分からない事を他の人に聞く事は良いことです、明らかに間違った内容を覚えても、意味がないからです。 ですが最初から自身で何もせず、だだ聞くのは魔術師を目指す上では、プラスにはなりません、とにかく自分で調べるのを癖づけましょう。 執拗ですが“儀礼魔術”、如何に初歩的な魔術であろうとも『魔術』の域なのです、決して遊び半分で練習するのは止めて下さい。 始める理由は単に興味があるから、魔術を覚えてみたい…と言う、ささやかな事で構いませんが、やるからには真剣にやって下さい。 ここまで真面目に練習を積んできた貴方は、やっと“見習い魔術師”に一歩を踏み入れ始めたんです、著者としても貴方は、よく頑張ったと思います。 毎日欠かさず“基礎技術”を練習して、次の段階である“儀礼魔術”も練習…より確実な成果を確認する為に、霊能者さんに協力してもらい、魔術の成功を確認しながら、ここに辿り着いたのなら、個人差もありますが、おそらく5~6ヶ月は経過しているでしょう。 ちなみに独学で魔術を学び、練習を積んできた著者は“ただ使えるようになるだけ”で、二年を費やしました。 教えてくれる人は居ないし、練習の順序も自分で考えなくてはならず、細かい操作も自分で実践して身をもって知るしか、なかったからです。 それに比べて、こちらの“魔術書”を読みながら、練習を積めば、自分の四分の一の早さで『儀礼魔術』を使える段階まで到達しているのです。 ここまで来て止めるのは勿体ないです、頑張れば“見習い魔術師”から“初級魔術師”の域にまでは行けるでしょう。 次は『浄化』と『聖別』に入ります、これは、魔術師ならば誰もが作成をするのが当たり前の、霊的な力を帯びた『魔術武器』の作成や、儀式の準備や予備知識など、様々な内容を記載していきます。
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