“実践編・儀礼魔術”

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また、呪詛や邪気が込められた“呪物”を、しばらく封印するのに使えます、木箱の四隅に小さく盛り塩をして、その中心に“呪物”を置き、蓋を閉めます…これで処分するまで時間稼ぎが出きるでしょう。 また“呪物”に悪霊が憑いている場合にも有効です。 この場合は盛り塩に、直接“呪物”を上に乗せる事で、宿っている悪霊の力を吸収し、障りを起こそうとするのを阻害させます。 また“呪物処理”の方法では…まず銀のボウルに粗塩を入れます、その中に“呪物”を入れる、もし耐熱シートがあるなら、銀のボウルの下に敷いて、ボウルの周辺に“右回り”に粗塩で、円く線を作ります。 これで内外に塩をもって“呪物”の力を押さえ込んだ状態となり、後は銀のボウルに入れた“呪物”にキャンドルで火を付けて、焼却すれば処分は可能です。 ただし、燃えた時に出る煙は吸わないように、煙には“呪物”に込められた邪気や邪念が混じっているので、それを吸うと貴方を憎む邪気邪念を、体内に取り入れてしまう事と同じなのです。 よって焼却処分する場合は、屋外で行うか、窓を開けて十分に換気できる状態にしてから行いましょう。 注)銀のボウルを焼却処分に使うと、焼けた跡が残るので、それ専用を用意した方が良いです。 『キャンドル』 この道具は魔術(魔女術)において、使う機会は非常に多いので用意するように、キャンドルは点火した火が、魔術師の意識を集中させるフォーカスの役割を果たします、魔女術(ウイッチ・クラフト)における、キャンドルマジックでは、特にその役割を果たす道具です。 また“霊的存在”または“力”を喚ぶ際には、灯台のような役割となり、彼らを喚ぶ場所を示す事になります。 『儀式魔術』においては常に用いるので、必ず用意して下さい。 『天然水』 こちらは近年、コンビニやスーパー、または百均でも店によっては購入が可能でしょう。 水道水もダメではありませんが、無害な不純物が多く混じっているので、あまり適してはいません。 天然水は儀式場を拭き清めたり、またはインセンスによる香焚きの際に付着した、ヤニを洗い流すのにも使います。 後期する『聖別』においては、道具類を浄化するのに使われますし、ホーリーウォーター(聖水)を作る上でも要となるでしょう。
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