“実践編・儀礼魔術”

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魔術的な浄化の作業を終えたら、再びペーパーナイフを両手で掲げ、貴方の『自己の世界』に、力強い光が満ちてくるのをイメージして下さい。 『我は汝を呼び起こす(※)よ、天界、大地、海と、その中にある全てを創造された生命の力により、天界とその上を支配する全ての星の力により、輝ける石と大地の力により、四方を吹き抜ける風の力により、エレメントの力により、ここに聖別を受ける。我の意志の完全なる成果として汝を得る。我は汝の力を呼び覚まし【全ての魔術作業において、不可視なる全ての敵より身を守る力を宿さん】かくありますように』 そして掲げていたペーパーナイフを降ろし、貴方はペーパーナイフに対して、息吹を何度も吹きかけながら“息吹を吐くタイミング”に合わせて“霊力の光”が…“器”となるペーパーナイフに、注ぎ込まれて行き、ペーパーナイフから輝かしい光が放たれる様をイメージして下さい、ここが“要”ですから、しっかりイメージしながら、納得するまで行って下さい。 これを終えたら、再び『カバラ十字祓い』と『五芒星の刻み』を行い、儀式は終了となります。 呪文の途中にあった(※)は、聖別する品物の名前を呼びます、今回なら『我はこの(ナイフ)を聖別する』…となります。 そして後半の【】は、聖別する品物に『宿したいと願う力』について唱えます。 この時に唱えた内容の“力”や、それがもたらす“効果や効力”についても、最後に息吹で霊力を込める所で、その“力”のイメージも加えて下さい。 長くなりましたが、これを停滞なく行うと、15分そこそこで終わります、儀式としては、かなり短いので、実践経験を積むにも適した儀式魔術でしょう。 各種の魔術武器、道具類、アクセサリー、アミュレットやタリスマンなど…様々な魔術的な品物はありますが、それらは“聖別をしないと、全く効かない”と、改めて最後に述べさせて頂きます。
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