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このアサメイには、同様…または類似品が幾つかありますので、紹介しましょう。
風の短剣(エアダガー)
風に関する魔術にしか使用できない、特殊な品物です、主に二十世紀の頃に名を轟かせた「黄金の夜明け団」と言う魔術団体で使用されていたのが有名でしょう。
魔術剣(マギック・ソード)
アサメイはナイフですが、こちらは名前の通り“剣”です、作成には特定の条件が指定されていますが、汎用性を狙った魔術剣ならば、通常の聖別で十分に使えるようになります。
ただし、市販の剣は所持する事が日本では禁止されていますので、魔術師が自作する事になりますが、材料には非金属や木製を選び、作成する事になるでしょう。
キャリス(水の象徴)
魔術に使われる“聖杯”です、聖別儀式にてホーリーウォーター(聖水)、またはデモンワイン(魔酒)を満たし、祝福すべき対象へとふりかけるのに使います。
これは女性を象徴する“魔術武器”でもあり、対極に位置する男性の象徴であるアサメイと、結婚や異性との縁を強める魔術などにも使われます。
また、キャリスに満たしたホーリーウォーターやデモンワインを“鏡”として、魔術師が霊的存在にアクセスする“送受信機”の機能も持っています、ただ、この機能を用いるには、相応の訓練を積まなくてはなりませんので、初心者さんにはお勧めしません。
ワンド(火の象徴)
魔術師にとって最も象徴的な魔術武器です、このワンドの機能は“アンテナ”の役割を持ちます。
儀式魔術にて高次の存在に対して、自らの意思を届け、または送られてきた“力”を受け止め、魔術師が行う魔術の操作を助けます。
このワンドも地域や国により、材質は様々で木製が多いですが、宝石を散りばめた物や、象牙、骨や角など動物の一部から作成した物などがあります。
また一口に“杖”と言っても、長さによって呼称が違います、二メートル前後もあるのを『スタッフ』、せいぜい膝や太ももくらいまでの長さのを『ロッド』、指先から肘くらいまでのを『ワンド』、手の平と同じかやや長いくらいの杖を『ケーン』と呼びます。
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