“基礎技術”

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“基礎技術”

魔術を扱う為には、基礎となる技術を習得しなくてはなりません、ハッキリ言いますと、これらを練習してないと“魔術は出来ない!”のです。 ですから、必ず基礎技術を習得してから、実践の段階に入りましょう、最初から基礎技術を完全にマスターするのは、さすがに無理がありますから、初心者は“ある程度”が目安になります。 自分なりに“ある程度は慣れた”と思う…そこが、初心者の基礎技術に集中して練習する区切りと見て下さい。 では基礎技術について、説明しましょう。 ①呼吸法 ②弛緩法 ③イメージ この三点が魔術における、最も重要な基礎なのです。 たった3つの基礎か…と思われる方も少なくないと思われますが、そう…これだけなんです。 なのですが、以外と練習を始めると難しい所が出てきますが、諦めずに練習を続けてみましょう、だいたい1~2ヶ月ほど欠かさずやれば、とりあえずは“ある程度”のレベルには達するでしょう。 ①呼吸法 順番としては…鼻から息を吸う(四秒)→息を止める(二秒)→口から息を吐く(四秒)→息を止める(二秒)の繰り返しとなります。 このリズムを維持しながら、呼吸を続けます、単にこれだけなんですが、最終的には、いちいち秒数を数えなくても体がリズムを覚えるくらいにまで、練習をして下さい。 この呼吸法における“息を吸う”と言う部分においては、霊気を体内に取り入れると意味があります。 日常的にも使われる『空気』と言う言葉は“空間に満ちた気”を略した意味なのです。 この事を覚えておきながら、呼吸法を説明すると、世界に満ちた外気を、息を吸う事によって体内に取り入れ、内気へと変換する…と言う訳です。 ちなみに逆の“息を吐く”と言うのは、内気を体から放出する動作と思って頂いて構いません。 魔術を使う際には、必ず前もって呼吸法を行いますが、魔術を“放つ”時は“息を吐く”タイミングに合わせる事で、いわゆる霊的な力…霊気を、体外に放出すると言う事になるのです。 この部分に関しては、実践練習を積むことによって、自身で呼吸と“放つ”タイミングを噛み合わせるのを学ぶ必要があります。 何故なら個人差があるからです、上記の説明から大まかには理解されたと思いますが、ただ知識として理解するのと、実際にやるのとでは全く違うからです。 自分に適したタイミングを知る必要があります。
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