86人が本棚に入れています
本棚に追加
②弛緩法
こちらは詳細に説明するまでも無く、リラックスして全身から緊張感を抜く…と言うものです。
魔術を使用する際には緊張感は邪魔です、その緊張による筋肉の収縮や力みが、魔術を公使する上で阻害する原因となります。
なので“座りながら眠る”くらいのリラックスが適切です、弛緩法は呼吸法と合わせて練習するのが、もっと効果的でしょう、唯一の注意はリラックスし過ぎて、本当に眠ってしまわないように気をつけて下さい。
もし寝てしまったら、練習は失敗となります。
③イメージ
おそらく基礎技術の中で最も難しく、またマスターするのが困難な技術です。
こちらは段階的にイメージを練習するのが、初心者には良いかと思われます。
イメージ1
先ずは胡座や正座で座り、呼吸法、弛緩法を行って下さい、それを維持しながら、自分の頭上に“光の玉が浮かんでいる”のをイメージして下さい。
まずは“光の玉”をイメージで思い描く練習です、この簡単なイメージで最初はトレーニングして下さい。
イメージ2
第二段階は“図形”のイメージの練習に入ります、まずは十字架(†)のイメージです。
これは儀礼魔術『カバラ十字祓い』にて用いる図形です、先の“光”のイメージを流用して“光の十字架”をイメージして下さい。
次は星形(☆)のイメージの練習になります、こちらは儀礼魔術『五芒星の刻み』にて用いる、最も基本的な図形なので、必修科目のイメージと言えるでしょう。
また魔術のシンボルとして、様々な魔術にも流用できるので、丹念にイメージの練習をして下さい。
更に次は円形(○)の図形イメージを練習します、これも儀礼魔術の中でも、防御…つまり、円陣による簡易結界の設定などに用いる、基本にして活用頻度が非常に多いイメージです。
部屋の大きさや周辺の家財などは、イメージには関係ありません、自分を中心にして光輝く円形(○)を周囲に描くイメージを練習しましょう。
最初のコメントを投稿しよう!