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『お前いい加減にしろよ、広田がかわいそうだろ。』とあっくんが言った。悠くんは何か言いたそうにしていたけどサッサと帰ってしまった。私は、ホッとした。あっくんが私に手を差し伸べて立たせてくれた。『大丈夫か?』とあっくんは言った。『私は大丈夫だよ。あっくんありがとう』と私は言った。『あいつには俺が何とか言って広田の前に顔を出さないよう言っとくよ』『ありがとう』悠くんがいなくなってから、会場はザワザワと明るくなっていった。華綾が私に『ごめんね、なにもできなくて』『いいよ、気にしないで』といいまた私たちは話していた。2次会に行こうと華綾と話していた。プルルル・・・と華綾の電話が鳴った。『ごめんちょっと出てくる』と言って華綾は外に行き電話をしていた。(なにはなしてるんだろう)と思っていると華綾が戻ってきた。『誰だったの?』『彼氏・・・』『何て言ってたの?』『今からこっちに来ないかって・・・』『いっちゃいなよ』『えっ・・でも・・』『私の事なら気にしないでいいよ 一人でも行けるから』『そう?じゃあおことばにあまえていこうかな』『うん そうしなよ じゃあね』『ほんとごめんね』と言って華綾は帰って行った。 (あんなこと言ったけどどうしようかな)と思ったけど私は一人で2次会の会場に行った。あいている席に座り、そこらへんを見ているとあっくんと目があった。あっくんはニコッと笑うと私のところに歩いてきた。『隣座ってもいい?』『うん いいよ』と私は言った。あっくんとは久しぶりに会い、いろんな話で盛り上がった。するとあっくんがいきなり『俺中学の時広田の事すきだったんだよ』とあっくんが真剣な顔で言ってきた。『えっそうだったの!』
私はびっくりした。『俺は広田が悠也と付き合ったのを聞いて諦めたんだけどね』『そっか でもなんで私なんかを好きになったの?』
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