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「佐山さんのこと、ずっと好きだったんだ。
俺と、付き合ってくれませんか」
そう言って、目の前にいる人が頬を染める。
その姿から本気で想ってくれてるのが伝わってくる。
……でも
「ごめんなさい」
私にはこの返事以外浮かばない。
「そっか…」
目の前の人がものすごく悲しい目をする。
「…ごめんなさい。
でも、気持ちは本当に嬉しかった。
…ありがとう」
感謝の言葉を口にしてその場を後にする。
教室へ戻ると、私の席には”彼”がいた。
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