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楓のその行動がまるで
じゃあ着いてきてよ。
そう言ってるように感じた。
楓は一旦廊下へ出ると、普段は使うことのない空き教室に入って行った。
私も後を追ってその教室へと入る。
「楓、どうしたの」
今日の楓は少し変だ。
いつもの明るさというか、余裕さがない。
「楓…？」
体調でも悪いのかとそばへ駆け寄り、楓の顔を覗き込んだ。
相変わらず、整った顔。
女の私なんかより、ずっと綺麗だ。
「唯、近い」
そう言われてハッとする。
やばい、見惚れてた…
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