第1章 闇にもたらされた3つ光

11/17
前へ
/297ページ
次へ
レメーネの右手をグレイシーがこの人たちなら大丈夫、と言うように握った。 それで決心をし話すことにした。 「この国はこの村をご覧になるように農作物が実らず貧困になっているんです。王族の方々も諦めずに対策を考えていらっしゃるのですが解決策が見つからなくて」 「あの、その話はどういう関係が」 圭介は訊ねる。 「はい、そこで我らが国王リリーブ女王は国の端から端まで働ける男勢に召集をかけたんです。その召集から今年でちょうど一年目…」 「なるほど、だいたいはわかりました。でもなぜ召集をかけられたんですか?」 「それが私たちにもよくわからないんです」 それを聞き圭介は考え込んでしまう。 紀人はレメーネのことが諦めきれないのか積極的にする。 「あの、レメーネさん。この俺と不倫というものをしませんか」 「ええぇぇぇぇ?!いいんですかこんな私で」 その一言にグレイシーが動こうとしたが「おもしろそうだからもう少し放っておこう」と和成に抑えられる。 その間にも紀人とレメーネの話がヒートアップしていく。
/297ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1716人が本棚に入れています
本棚に追加