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「何を言っているんですかレメーネさん。あなたは美しい」
「や、やだ!美しいだなんてノリトさん」
「いやいや、本当ですよ。何なら今すぐベッドインでも…」
「ほ、本当にこんな私で…?」
「俺はレメーネさんがいいんです」
紀人はレメーネの手を取り見つめる。
レメーネも見つめて来る紀人の瞳を見ながら顔を赤らめ口を開いた。
「こんな私でよければお受けします」
さすがにこれ以上は耐えきれなくなかった圭介とグレイシーが同時に止めに入る。
「ってちょっと待て紀人!」
「おおお、お母さん!何を言ってるの!?」
和成は圭介とグレイシーが止めに入ったのを見てガックリと肩を落とす。
「えっ?圭介なに?」
「何?じゃ、ねぇよ!何、人妻とベッドインしようとしてるんだよ!?しかもレメーネさんの夫まだ生きてるんだぞ!」
「なんで止めに入るのグレイシー?」
「何でって、当たり前だよ!お母さん、まだお父さん生きてるんだよ!?」
2人のツッコミに紀人とレメーネは素で返す。
がっかりしている和成はそんな4人のやり取りを半目で面白くなさそうに見ていた。
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