第1章 闇にもたらされた3つ光

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「何を言っているんですかレメーネさん。あなたは美しい」 「や、やだ!美しいだなんてノリトさん」 「いやいや、本当ですよ。何なら今すぐベッドインでも…」 「ほ、本当にこんな私で…?」 「俺はレメーネさんがいいんです」 紀人はレメーネの手を取り見つめる。 レメーネも見つめて来る紀人の瞳を見ながら顔を赤らめ口を開いた。 「こんな私でよければお受けします」 さすがにこれ以上は耐えきれなくなかった圭介とグレイシーが同時に止めに入る。 「ってちょっと待て紀人!」 「おおお、お母さん!何を言ってるの!?」 和成は圭介とグレイシーが止めに入ったのを見てガックリと肩を落とす。 「えっ?圭介なに?」 「何?じゃ、ねぇよ!何、人妻とベッドインしようとしてるんだよ!?しかもレメーネさんの夫まだ生きてるんだぞ!」 「なんで止めに入るのグレイシー?」 「何でって、当たり前だよ!お母さん、まだお父さん生きてるんだよ!?」 2人のツッコミに紀人とレメーネは素で返す。 がっかりしている和成はそんな4人のやり取りを半目で面白くなさそうに見ていた。
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