第1章 闇にもたらされた3つ光

3/17
1716人が本棚に入れています
本棚に追加
/297ページ
「…ヒッ……」 グレイシーはゴブリンに触られ思わず小さな悲鳴をあげてしまう。 逃げようにも手を縄で結ばれており、周りはゴブリンに囲まれてすぐ捕まってしまう。 それ以前にグレイシーは恐怖により足が震え動くことが出来なかった。 そんなグレイシーをしり目にゴブリンたちは話す。 「よーく見ればこの娘、上玉じゃないか」 「そうだ、いい案が思い付いたぞ。この娘を犯そうぜ。そして終わったら口封じで殺せばいい。でも、まぁ、俺たちの奴隷になればそのままずっと利用できる」 「そりゃあ、いい案だ。殺してもどうせこいつは犯罪者だからな」 「そうだ、そうだ犯罪者は罰を受けないといけない」 ゴブリンたちはそう言うと一体はグレイシーを後ろから押さえつける。 他のゴブリンはニヤニヤと笑いながらグレイシーに手を伸ばす。 アゴを上げグレイシーの瞳を見つめる。 それだけでグレイシーの全身を恐怖が支配した。
/297ページ

最初のコメントを投稿しよう!