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「あれ、女の子じゃね?」 突然そんな声が後ろから聞こえてきたので振り替えると ブレザーの制服をだらしなく着崩した男子2人がいた。 あれれ…、授業中のはずなんだけどな。 明秀にもいろんな人がいるわけね。 「どしたの?なんでこんなとこに女の子がいんの?用事?」 「ってか、可愛いね君。髪とかふわふわじゃん」 2人は何もしゃべらない私を気にせず近づいてきたかと思えば 勝手に髪の毛を触りだした。 こいつら… 「やめてください。」 ベシッと、私を触っていた手を払い除ける。 なのにこの2人はしつこく話しかけてきた。 「なぁ、今日一緒に遊ばない?」 「連絡先教えてよ!」 ……いい加減イライラしてきたんですけど。 遊ばないし連絡先も教えるわけないでしょ。 バカなのかチャラ男。そーなのか。
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