きっかけ

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私にとって、着物はまだ"特別"な存在です。 明治に外国の文化として洋服が日本にやってきて、今では洋服を着ているのが当たり前です。 普段の服装が和装である人はいったい今の日本にどれくらいいるのでしょうか。 着物は日本の風土や環境に合わせて生まれてきて、日本人の体型や生活にあうように発展してきました。染めや織りの繊細な日本ならではの技術や、たくさんの職人さんたちの想いがつまって出来上がる着物の素晴らしさを本当に知っている人はどれくらいいるのでしょうか。 そう考えると私は着物を当たり前に着れる人になりたいと思いました。 当たり前に、とは決して適当にということではなく普段身につけるのがごく自然なことであるようにということです。 さて、はたして"特別"が"日常"になる日が来るのでしょうか。
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