95人が本棚に入れています
本棚に追加
だが
喜美「フフフ駄目女、何を驚いてるの?」
確かに割断の力は喜美へ届いた
だが、衣服を切断するだけに終わった
二代「何故?」
喜美「だってその槍は名前を断ち切るんでしょう?
花の名前なんて花自身には関係ない、誰かが勝手につけたものよ。花には全く関係ないわ。
それを頼りに攻撃してたらアンタ、私に届くまで四桁は力を使う必要があるわよ?」
歩きながら言う
二代は下がろうとするが、更に歩調を早め、二代の前に立ち
喜美「目を醒ましなさい!」
その頬に平手を叩き込んだ
喜美「アンタの間違いは三つあるわ」
逆から平手を入れ
喜美「一つ目は私みたいないい女に逆らったことよ。何しろいい女は、惚れた相手にしか負けないものなんだから」
更に平手を入れる
喜美「二つ目は速度がウリのアンダが、私みたいな高貴な女に一回拒絶されたくらいですぐそれを捨てたこと。釣り合わないと解ってても、根性見せて何度でもアタックしなさいよ!」
言って逆から平手をバックハンドで裏拳のようにぶち込むと、二代の頬に手指を当てた
喜美は手指から散った血を拭い、二代の唇に紅を差す
最初のコメントを投稿しよう!