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喜美「いい? 最後の一つは、アンタが仕えるべきは、そこのコスプレみたいな武蔵王でも、聖連でも、“極東のためになる”なんてことを考えてる足りないアンタの頭でもないってことよ」
二代「それは……」
喜美「極東の侍なら、極東の君主に仕えるのが務めってもんでしょう!」
腰に手を当て、胸を張り
喜美「ホライゾンを救い出すのがアンタの為すべきこと! それが敵に回るとは何たる不出来! 解ったら土下座! お座り!!」
二代「jud.!!」
勢いよく床に膝と手をつき
二代「拙者、考え過ぎで過ちを犯すところで御座った! 淫乱の身なれど正確な御助言、忝のう御座る!!」
喜美「フフ解ればいいのよ」
すると、すとん、と欄干の上に忠行が着地した
忠行「やれやれだな。迷いは吹っ切れたか二代?」
二代「jud.、忠行。お願いがあるで御座る」
忠行「なんだ?」
何か、悟った口調で尋ねた。そして二代は意を決したように
二代「結婚の話、なかったことにして貰いたいで御座る!」
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