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ホイッスルの音が高く鳴り響かせたオリトライトは
オリトライト「相対は、武蔵アリアダスト教導院の優勢とします! これは聖連の認可の元で証明されるものであり」
一息
オリトライト「三河君主、ホライゾン・アリアダストの奪還を極東の判断と決定します!!」
賛成と不安、戸惑いが混じった歓声が聞こえた
トーリ「さて、ちょっと行ってくるか」
忠行「ああ、道はつけてやるよ」
気軽に、まるでこれから散歩にでも行くような口調の二人だった
トーリと忠行は階段を降りながら
トーリ「いいか? オマエらは俺にホライゾンを救えるって教えてくれた」
忠行「だが、お前らは俺達にこれ以上付き合う必要はない」
歩きながら
トーリ「俺にとって、ホライゾンは救う術があったのが解っただけで充分だ。ホライゾンは死ぬしかない人間じゃない。それが解っただけで有り難え。少なくとも、ホライゾンは死ぬために生まれてきたわけじゃねえんだよな」
笑みを浮かべ
トーリ「俺が出来なくても、オメエらは出来る。だから覚えておいてくれ」
引き継ぐように
忠行「もし、自分に大事な人がいたら、その人が危険な目に遭っていたら、お前達は救える」
トーリ「オメエらは出来る。出来ねえ俺が保証するさ」
すると、総長連合や生徒会、警護隊、同級生達全員がトーリと忠行に着いていくように歩み始めた
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