それぞれの決断

14/18
前へ
/109ページ
次へ
ホイッスルの音が高く鳴り響かせたオリトライトは オリトライト「相対は、武蔵アリアダスト教導院の優勢とします! これは聖連の認可の元で証明されるものであり」 一息 オリトライト「三河君主、ホライゾン・アリアダストの奪還を極東の判断と決定します!!」 賛成と不安、戸惑いが混じった歓声が聞こえた トーリ「さて、ちょっと行ってくるか」 忠行「ああ、道はつけてやるよ」 気軽に、まるでこれから散歩にでも行くような口調の二人だった トーリと忠行は階段を降りながら トーリ「いいか? オマエらは俺にホライゾンを救えるって教えてくれた」 忠行「だが、お前らは俺達にこれ以上付き合う必要はない」 歩きながら トーリ「俺にとって、ホライゾンは救う術があったのが解っただけで充分だ。ホライゾンは死ぬしかない人間じゃない。それが解っただけで有り難え。少なくとも、ホライゾンは死ぬために生まれてきたわけじゃねえんだよな」 笑みを浮かべ トーリ「俺が出来なくても、オメエらは出来る。だから覚えておいてくれ」 引き継ぐように 忠行「もし、自分に大事な人がいたら、その人が危険な目に遭っていたら、お前達は救える」 トーリ「オメエらは出来る。出来ねえ俺が保証するさ」 すると、総長連合や生徒会、警護隊、同級生達全員がトーリと忠行に着いていくように歩み始めた
/109ページ

最初のコメントを投稿しよう!

95人が本棚に入れています
本棚に追加