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正純「武蔵アリアダスト教導院代表、本多・正純は、ここに宣言する。武蔵は各国との戦闘行為を望まず、末世解決の協力を求めるものであると!
しかし末世解決を障害し、大罪武装を巡る抗争を激化し、更には一人の少女の感情を奪い取ったままであるならば、武蔵は校則法に基づき、学生間の相対をもってその対処に臨む!」
インノケンティウス『成程なあ、決裂するわけだ。お互いに、これは平行線ではなしに』
指を鳴らす音が響き
インノケンティウス『ガリレオ、――やれ』
次の瞬間
浅間「そっちです!」
示唆する方角に
「K.P.A.Itaria副長、ガリレオであるよ」
ガリレオに対して一つの動きがあった
ガリレオに比肩する程の巨驅、白と青の甲殻を持つ半竜の元第二特務キヨナリ・ウルキアガだ
ウルキアガ「拙・僧・発・進!」
地面すれすれに飛び、加速する
武器である巨大なペンチをガリレオにぶつけたかのように見えたが
ペンチがガリレオに当たっていない
ウルキアガ「まさかこれは」
ガリレオ「いいところに気付いたであるな」
ガリレオは深く頷き、そう言った
ガリレオ「K.P.A.Itariaに預けられた大罪武装“淫蕩の御身”。正式使用者は私ではないので貸与品だが、それでも対人レベルでは力を発せてな。効果は、“触れた力は放棄され、遊ぶ”というところか」
瞬間、ウルキアガのペンチが分解された。それも、左右二つに別れただけではない。グリップ部分も、ラッチも全て外れたのだ
だがウルキアガは
ウルキアガ「行け!」
腹にサラシを巻いたラフな男子制服姿のノリキが飛び出した
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