動き出す英雄

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ノリキはガリレオの左側に回り込み 《創作術式“弥生月”》 右腕に鳥居型の術式紋章が展開され ノリキの全力の一撃をガリレオの脇腹にぶち込んだ ガリレオ「君の拳は軽いようだ」 その言葉に対し、ウルキアガとノリキの二人は更に攻撃を加えようとしたが ガリレオは爪のある三本指の右手を広げ ガリレオ「“天動説”」 言葉の次の瞬間、ウルキアガとノリキは地面に叩き付けられ ガリレオを中心にして、円弧を描きながら校庭を吹っ飛んだ そして 正純の前にある欄干に立つガリレオ 正純「移動術!?」 ガリレオ「ようやく来られたよ、武蔵の代表。先程の問答などなかなか面白かった。では、ここで授業終了といこうか」 ガリレオが右手を降り下ろした 忠行が術式を発動させ、正純を守ろうとした時だった 一陣の風が吹いた 忠行「ナイスタイミングだ」 正純とガリレオの間に入り、蜻蛉切の石突きでガリレオの右手を止めたのは 「極東、警護隊総隊長、本多・二代」 正純「二代? 本当に二代なのか?」 驚きの表情を浮かべる正純
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