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忠行「ありがとう、二代も転校してくるからその時は仲良くしてやってくれ。それよりも今は―――」
言葉を遮るように立ち上がった者がいた
「ククク、ヘタレ忍者も拙僧半竜も無愛想闘士も攻撃力過多な女衆も新婚ホヤホヤ側室持ちも駄目ね」
忠行「喜美………」
彼女は笑みを見せ
喜美「いいわ愚衆ども。そして愚弟、賢姉があまりに駄目なアンタと足りない連中を助けてあげる。そこの貧乳政治家、退きなさいな。危ないわよ?」
言いながら喜美は階段を登り始めた
喜美「ちょーっと、アンタの嫁ぶっ叩くかもしれないけど………大丈夫かしら忠行?」
忠行「jud.、たまにはいい経験になるだろ」
喜美「フフフ、やっぱアンタいい男ね。この賢姉が認めただけのことはあるわ」
忠行の答えを満足そうに笑う
●
距離五メートルをもって喜美と二代は相対した
トーリ「なあ、麻呂? ちょっと聞いてくんね?」
麻呂「麻呂を麻呂と呼ぶな!」
トーリ「いいからさ、もし姉ちゃんが勝ったらさ。
俺に王の座譲ってくんね?」
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