95人が本棚に入れています
本棚に追加
トーリの言葉に、一瞬の間に様々なことを考えた武蔵王ヨシナオは
麻呂「何のために、王になりたい?」
トーリ「俺は、俺のせいで奪われたホライゾンの全てを取り戻したいだけさ」
●
二代「格好から察するに白拍子に御座るか?」
腕に巻き付けた袖と胸上を晒した格好を見て尋ねる
喜美「フフフ芸を知らない詰まらない女ね。もっと古いものよ。知らない?」
二代「あいにく拙者、芸能をたしなむ心を持ち合わせておらぬ」
喜美「あら? 忠行の嫁だって言うから少しは期待してたんだけど」
むっ、とした表情を浮かべ
二代「忠行が何に御座るか?」
そんな二代に余裕の笑みを見せ
喜美「忠行はね? 武蔵の中で唯一私に触れることが出来る高貴な男なの。そして、唯一私と対等に“舞う”ことが出来るのよ。ウズィ、出なさい」
彼女の肩に三頭身の少女型走狗(マウス)が現れた。お面を阿弥陀かぶりした走狗だ
そこで二代は身を低くし蜻蛉切を構えた
喜美「ああ、言っておくけど私の契約、エロ系とダンス系ばっかりだから」
身を揺らしながらそう言った
体付きや武器もないからそうとは思っていたが
二代「本気で戦闘系がないで御座るな!!」
最初のコメントを投稿しよう!