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ホライゾンが死んだ事故の直後、左肩に重傷を負ったトーリと遅れてその場に飛び出した忠行は三河へ連れて行かれた
連れて行かれたホライゾンとトーリ、忠行に何があったのか
その時、唯一意識があった忠行しか真相を知らない
だが忠行は三河でのことを語ることはなかった
最初のうちは武蔵の誰もが忠行に話を聞こうとしたが、次第に話を聞く者はいなくなり、その話題に触れる者もいなくなったのだが
浅間「忠行君、あの後何があったの？」
忠行「話せない」
毎日のように聞いてくる浅間と、このやり取りを繰り返している
浅間「でも………」
忠行「駄目なものは駄目だ」
そう言い二人はトーリと喜美の家に入ろうとしたら
がしゃーん
と物凄い音を立てて、家の窓を突き破り、家の中からトーリが道路に転がって来た
忠行と浅間は目を見開き驚いたが更に次の瞬間、物凄い勢いで喜美も飛び出して来た
普段は身なりを気にする喜美が、寝間着なのも気にせずトーリを馬乗りで押さえ付け、その顔面を殴った
力任せに、何度も何度も
喜美の鍛えていない素人の、幼い子供の拳はトーリの歯に当たり血が流れていた
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