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「で、天界の人が何の用だ。」
「修行だ。」
「またありきたりな…」
「二年間修行だ。」
「また聞いてないことをしゃべっt… 二年間?」
「そうだ。」
「お前家は?」
「そんなものあるわけ無いだろう」
「どうするんだ?」
「どうしよう?」
「知輝」
「どうした?」
「この人どうしたの?」
「天界人が地球に修行に来て、でも家がないんだと。」
「大変だね~」
「そうだな」
「ねえ、そこの人。」
「なんだ?」
「私の家に来ない?」
「良いのか?」
「いいよ~ 家大きいし。」
「良かったな、天界人。」
「お前は良い友を持っているじゃないか。」
「なんだよ」
「俺も仲間に入れてくれないか」
「どうする? 佳花。」
「いいんじゃない?」
「だってさ」
「そうか、なら今日から友だな。 自己紹介がまだだったな、俺の名はアレイだ。」
「よろしく、アレイ。 俺は知輝だ。」
「私は佳花だよ~」
「知輝に佳花か、いい名前だ。」
「そりゃどうも」
「お前たち、なにやっt… うお! 誰だ!こいつ!」
「「あ、先生。」」
「ユーノ先生!? なんでここに?」
「誰だお前? ユーノ? 私は川野だ。」
「おっと、済まない。 俺の通っていた学院の先生に似ていたものだからな。 そうか、ここはもう人間界だったな。」
「知輝」
「なんすか? 先生。」
「説明しろ。」
「実は(中略)ってことなんですよ。」
「そうか。 なら、ちょっと校長室に来い。」
「校長? 誰だそれは。」
「アレイ君、校長先生はね、ここの一番えらい先生なんだよ。」
「私たちのところの大天使様みたいなものなのか?」
「う~ん、よくわからないけどそんな感じかな?」
「知輝、お前ら会ったのはどれくらい前だ?」
「えーと、十分くらいですかね?」
「そんな短時間でこんなに仲良くなったのか?」
「じゃないっすかね~」
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