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そう考えると感慨深いと言うか…恋愛に振り回されてる感が否めないな。
そんな自分が想像出来なかった分物凄く恥ずかしかったけれど、遮二無二ぶつかって本音を伝え、今こうして穏やかな気持ちで伊東といられるのだから、そう悪いことばかりでもなかったのだと思える。
「んじゃ、遊びに行こうぜ?」
そう言って伊東は快活に笑った。
25日って確かクリスマスじゃなかったか?
そんな日に出かけるなんて如何にもな感じだな。
「別にいいけど…。お前、ほんとイベント事好きだよな」
伊東の言葉に呆れ混じりに口を開く。
夏休みの海水浴といい文化祭といい、祭事に余念がない子供のようなところが伊東聖の特徴とも言えよう。
「そりゃーな。だって楽しまなきゃ損だろ?」
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