第一章~始まりの物語~

5/12
前へ
/170ページ
次へ
「な・・・何をする。人間。ただで済むと思うな。」 「すまないな。タナトス。 いや、タナトスはファミリーネームだからダークネスと呼ぶべきか?」 と、人間が発言したのだ。 こ、この人間は・・・ 「貴様、何者だ?」 「我が名はジャッジメント・イノセンス・タナトスだ。 この世界では、柊茶太と呼ばれている。」 ジャッジメント・・・だと? 「貴様、本当にジャッジメントなのか?」 「ククク。そうだ。久しぶりだなぁ、タナトス。」 ちなみにジャッジメンントは、300年前に我と共に冥府に召喚された勇者の一人だ。 そして、我ら二人のネームに共通する『タナトス』というのは、この世界で言うファミリーネーム。 そう。苗字のようなものだ。 タナトスの化身であり、タナトスの下で暮らしてきたが故、勇者全員にタナトスの名前が共通で入っている。
/170ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加