最悪の日

6/11
前へ
/432ページ
次へ
「あれ、お前等そこにいたの」 「!?」 はたまた今度はこっちに気を取られていて、背後から迫って来ていた奴等を忘れていた。 そして、驚愕。 右から来た彼等は3人。 その3人の特徴は簡単に言うと、右から メガネ、赤髪、デカイ。 ぶっちゃけこれだけ聞くと、赤髪以外は普通に感じる。 けれど、このメガネ。 何故か分からないが、ワイシャツに血がついている。 しかも飛び散った様に。 デカイ方は、今は正直おかしなところは見られない。 まぁ、チャラっとしているなとは思うが。 「おい」 「!!」 さっきも聞いたセリフ。 だが今度は間違いなく私に向けられていた。 「はい?」 「誰、お前」 「えっと…通りすがりの者で…」 「はぁ?」 いや、五月蝿い。 赤髪は随分と声がデカイ。 これ以上近くで聞いたら、鼓膜が破れそうだ。 「ミツキの知り合い?」 赤髪の横にいたメガネが、銀髪…ミツキという人に話しかけた。 だが勿論、銀髪は首を横に振る。 どうやら、この不良らしき人達は知り合い、というか仲間っぽい。 まさに最悪の状況。
/432ページ

最初のコメントを投稿しよう!

618人が本棚に入れています
本棚に追加