出会い

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玲子と同い年とは、偉く上から目線だから三年生だと思っていた自分が嫌いだ。 クラスに着き、自己紹介などをして席を指定される。 玲子の左隣の窓際、一番奥の席かよ…。 玲子が一瞬悪魔の様な笑みを浮かべたような気がした。 他生徒『なんか違う制服…』 他の生徒が転校生を噂する。 俺は転校が多いから慣れているが、あまり気持ちの良いものじゃない。 玲子「来週には制服は同じになる。皆さんも頭髪、ピアスの違反者が多いようですが…以後気をつけるように」 玲子は凛とした態度でクラス中を叱咤する。 俺をフォローしたのか、俺をダシにしたのか判断できない。 それは俺を睨んでいるから他ならない。 授業は順調に終わりを迎え、最後の授業になる。 最後の授業の終わりに先生が言っていた。 明日からもう一人転校生がやってくる。 俺は少し嬉しかった。 何故なら見知らぬ土地に、見知らぬ人達のなかで、同じ仲間が来る気がしたから。 出来れば玲子より美人の女子がいいな。 玲子も綺麗だが、威圧感が半端ない。 髪は肩より少し上、目は大きいが眉間にシワを寄せることが多く、背は俺より10センチは低い。 玲子が性格を治せはモテるだろうと、どうでもいい事を考え、笑いをこらえて家路に着いた。 今日も平和な一日が終わる。
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