6人が本棚に入れています
本棚に追加
/66ページ
理事長「ようこそ秋人君!私が理事長の《田中 美枝子(タナカ ミエコ)》よ。さぁ、この先の用務員室でお茶しましょうか」
随分と気さくな人なんだな。
玲子という生徒もお茶をしていくのか…なんで警戒した感じだしてるんだお前は…。
玲子は俺の背後に張り付き目を凝らしている。
理事長さんは草刈りの途中で急ぎ足で来たのか手にはまだ草を握っている。
「なんかすいません、お忙しいのに。改めて秋人です。宜しくお願いします」
理事長は優しい笑みを浮かべている。
理事長「偉いわね。今、お茶入れるわね。玲子さんの分も。ふふふっ」
玲子はまだ睨みつけてきている。
「…なにか…?」
玲子「気になさらずにどうぞ」
お前のせいでお茶が喉を通らないだろ!っと、言いかけてやめておいた。
その後は、明日からの登校下校、授業や進路などを話し帰路についた。
俺が明日から通う学校か。
高校二年も後数カ月か。
今日も平和な一日が終わる。
最初のコメントを投稿しよう!