出会い

4/13
前へ
/66ページ
次へ
目覚ましが鳴り響いている。 ジリリリリッ! 今日から新しい学校か、しかし、違う制服で通うのは少し勇気がいるな。 パンをトースターに入れチンッ!を待つ。 牛乳より珈琲派、朝はトーストとインスタントコーヒーに目玉焼きが基本スタイルだ。 「いってきまーす!」 返事がないのはいつもの事、両親は仕事で居ないのは昔からだ。 登校中、不思議な物を見た。 まだ、朝焼けで日が登り切っていない空。 そこに光が見えた。 赤く光って消え、青く光って消える光。 飛行機でもなさそうで、あれが未確認飛行物体? そんなことを考えながら学校へむかった。 玲子「おはよう!また違う制服か!」 学校に着くなり玲子が因縁をつけてくる。 「ほら、理事長が許可くれたしさ…ハハッ…来週には制服くれるみたいだよ。すいませんでした…」 玲子は腕を組み勝ち誇った顏をしている。 玲子「そうか、秋人は意外と素直なのね。これなら警戒しなくてすみそうかな~」 なんの為に警戒してるんだよ。 「玲子さんは何年なんですか?俺、二年なんですけど教室まで案内して貰えると助かります」 俺は玲子に道案内をお願いしたのだが、意外な答えがかえってきた。 玲子「秋人と私は同じクラス」 「…まじすか?」 玲子「まじす」
/66ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加