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目覚ましが鳴り響いている。
ジリリリリッ!
今日から新しい学校か、しかし、違う制服で通うのは少し勇気がいるな。
パンをトースターに入れチンッ!を待つ。
牛乳より珈琲派、朝はトーストとインスタントコーヒーに目玉焼きが基本スタイルだ。
「いってきまーす!」
返事がないのはいつもの事、両親は仕事で居ないのは昔からだ。
登校中、不思議な物を見た。
まだ、朝焼けで日が登り切っていない空。
そこに光が見えた。
赤く光って消え、青く光って消える光。
飛行機でもなさそうで、あれが未確認飛行物体?
そんなことを考えながら学校へむかった。
玲子「おはよう!また違う制服か!」
学校に着くなり玲子が因縁をつけてくる。
「ほら、理事長が許可くれたしさ…ハハッ…来週には制服くれるみたいだよ。すいませんでした…」
玲子は腕を組み勝ち誇った顏をしている。
玲子「そうか、秋人は意外と素直なのね。これなら警戒しなくてすみそうかな~」
なんの為に警戒してるんだよ。
「玲子さんは何年なんですか?俺、二年なんですけど教室まで案内して貰えると助かります」
俺は玲子に道案内をお願いしたのだが、意外な答えがかえってきた。
玲子「秋人と私は同じクラス」
「…まじすか?」
玲子「まじす」
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