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「翔っ捨てないで…」
消え入りそうな声で、そう呟く心咲
「捨てる?何で?そんな事する訳ないだろ??」
心咲のセリフに驚いた翔は、心咲を見詰めた。
何で急に、心咲がそんな事を思ったのか
翔には、意味が解らない
「だって今日冷たいし、クリスマスなのに
俺達恋人らしい事何もしてない
最近夜だってさっさと寝ちゃうし
もう俺の事好きじゃないんだろ?」
そう眉を寄せて、いっそう泣き出してしまう心咲
「ごめん、心咲が雄大の事ばっかり気にするから妬いちゃたんだよ
ガキっぽかったな、ごめんね
てか、夜寝ちゃうのは心咲の方だろ?」
驚きつつも、慌てて弁解する翔
しかし、夜の下りの後に『直ぐ寝ちゃう』なんて言われたら
心咲が求めてるみたいで
年甲斐も無く興奮してしまう翔
落ち着け俺
心咲は疲れっぽいから
明日仕事な訳だし
「それは…振りしてるだけだ
翔に襲って欲しいなぁ…って思ってるんだよ
言わせるな!!」
心咲は、顔を真っ赤にして怒鳴ると
恥ずかしげに翔から顔を反らした。
「え?」
翔は、心咲のセリフに驚き呆気に取られてしまう。
心咲
可愛い過ぎるだろ
ヤバイ鼻血が出る。
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