二年参り(翔×心咲)

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そんな心咲の顔に、何かが触れた。 そして唇に温かい感触が それは、軽く触れただけで離れて行ったが 心咲は、目を開けて目の前の男を睨む。 「おい!何を考えてるんだ神様の目の前だぞ!」 そう怒鳴る心咲に 「だから、見て貰ったんだよ 俺は、こんなに心咲を愛してますってね だから心咲は幸せだろ?」 そうニヤリと笑う翔 「自意識過剰なんだよ馬鹿」 そう心咲は、翔から顔を反らしたが 翔には解る 照れ隠しだ。 「さぁ、もう一度手を合わせて帰ろうか 夜は長くなりそうだね」 「一人で長くしてろよ 俺は直ぐに寝る」 「おい!」 そうんな言い合いをしつつも 手を合わせ、お互い願う事は一つだけ 『二人でずっと一緒に居られますように』 と この新しい年を二人で迎えられた事が幸せだ そう実感しつつ 二人は、手を繋いで家路に着くのだった。 おわり 大切な事なので二回参ったんですね。
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