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「ゆーずは」
聞き慣れたその声に、首だけ動かして声の主を探す。
「ばーか」
僕は驚いて立ち上がった。
どうやら彼は僕の真後ろにいたらしい。
「み、三上くん。僕に近寄るなと何回言ったら分かってくれのですかっ」
心臓の鼓動が大きく鳴り響く。
「お前こそ、いつまで学校いるつもりなんだ?」
ほら、ココアやるよ。と机に置かれたココアを手に取ると暖かかった。
「まだ、5時半だけどもう外は真っ暗だぜ?」
その言葉に外へ目を向けると確かに真っ暗だ。そろそろ帰った方がいいかもしれない・・・・・・。
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