陰鬱なクリスマスイブ

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「煉馬くん、どれくらい待ってたの?」 明るくイルミネーションが施された街道を歩きながら雨宿は訊いてきた。 「ああ。えっと、一時か……。さっきは俺もすぐ来たところだったからさ」 「ちょちょちょ! 今一時間とか言いかけなかった!?」 「もちろん冗談だよ」 そんな他愛もない会話が俺には楽しすぎて仕方がなかった。
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