第零話

9/10
前へ
/25ページ
次へ
『凜、音……』 「御祥様の声?」 「いや、違う、散春の声だ……」 「父様……?」 これが、父様の声………。 『凜音……桜、歴史を変えてくれ……』 「歴史を……?」 どういう事? 『桜、最後の頼みだ……』 「散春も人が悪いな……俺はいいが、主次第だ」 「えっ?、僕?」 『凜音……父親として、お前を育てられなくてすまない……私の勝手な願いだが、聞いてくれるか?』 「………僕は、行きます幕末へ……!!」 『ありがとう、凜音、桜』 その時、眩しい光が僕と桜を包んだ。 まさか、この決断で、あんな事が起きるとは誰が想像しただろうか……? ――――――――――――――
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

116人が本棚に入れています
本棚に追加