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『凜、音……』
「御祥様の声?」
「いや、違う、散春の声だ……」
「父様……?」
これが、父様の声………。
『凜音……桜、歴史を変えてくれ……』
「歴史を……?」
どういう事?
『桜、最後の頼みだ……』
「散春も人が悪いな……俺はいいが、主次第だ」
「えっ?、僕?」
『凜音……父親として、お前を育てられなくてすまない……私の勝手な願いだが、聞いてくれるか?』
「………僕は、行きます幕末へ……!!」
『ありがとう、凜音、桜』
その時、眩しい光が僕と桜を包んだ。
まさか、この決断で、あんな事が起きるとは誰が想像しただろうか……?
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