‐第一章‐

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────── ───  まだ着こなせてもいない、パリッとした制服。  ブラウスは第一ボタンまで止め指定されているリボンをつけ、丈を調整していないスカートは長く膝下のところまである。  そう、今日は入学式。 「お母さーん、行ってきます。」  玄関先の全身鏡でもう一度、チェックし身だしなみを整える。 (なんだか生まれ変わった気分…。)  なんて少しオーバーなことを考えながら、これから3年間お世話になる学校へと向かった。
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