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「気の毒な奴らだよな。」
「あぁ・・・・。」
先ほどから目がさめたサイコが暴れようとしている。
‘ようとしている’でとどまっているのは拘束しているからに他ならない。
サイコの中には残念なことに子供もいる。
「なぁ、紅・・・科学者はなんで・・・モルモットにしたんだ?」
「僕に聞くな、こっちが聞きてぇ。」
「人間に別の人格をぶち込んだ結果がこれだ・・・実験は失敗か?科学者さんよぉ。」
「ゴットとかよく言ったもんだぜ、粗悪だよな。」
粗悪を超えている。俺が科学者に抗議したらそくモルモットいきだろう。
誰だ?DIDNAを人間にねじ込むなんて考えたのは?
ただ俺には、顔を歪めながら暴言を吐くしかなすすべはなかった。
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