決別の夜

4/4
前へ
/4ページ
次へ
「やれ、どうしただのやれ一体なんだ?だの…馬鹿な奴らだよお前らは」 クロードはふぅと溜め息を吐き、周りを囲っている仲間に言い放つ。 そんなクロードの馬鹿にしたような物言いに頭にきたのか一人の男が言い返す。 「クロードぉ…おめぇよぉ…序列第二位だからって調子に乗ってねぇかあ?」 「相変わらず煩わしい話し方だな。別に調子になんか乗ってはないさ。まあ序列十位とはだいぶ差はあるだろうがな。」 「てんめええ…」 クロードに言い返されさらにこの男ゼイド・ブレンダスは頭に血が昇る。 先程クロードやゼイドが口にした序列についての説明をしよう。 ヴェルーサスの中で序列が付けられるのはクラスファーストのみである。 序列は一から始まり十で終わる。その序列は単純に強さで付けられる。 数字が若ければ若いほどクラスファーストの中でも強い事になる。 因みには序列はこうなっている。 序列第一位シド・ゲイル 白髪青眼の初老男性 序列第二位クロード 黒髪黒眼の青年 序列第三位アエラ・グラマラス 金髪金眼の女性 序列第四位ハドバル・オルト 黒い長髪黒眼の男性 序列第五位クリア・ミカエリス 青髪碧眼の女性 序列第六位ミーシェ・グランハルト 赤髪紅眼の女性 序列第七位ジーク・ジェラル 青髪蒼眼の男性 序列第八位リーシャ・ヴァレンティ 茶髪茶眼の女性 序列第九位ルシファー・ヴァイス 金髪紅眼の男性 序列第十位ゼイド・ブレンダス 緑髪緑眼の男性 ヴェルーサスのクラスファーストはこの10人で形成されている。
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加