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ゴリサキとリュウジの声が重なった。だがリュウジは一度乗り気になった陳を止めることはできないことを熟知していた。
「陳さん!司令官が駄目だっていうに決まってるじゃないですか」
「そ、そうだよ~」
「あぁ?黒りん説得するくらい簡単だぜ。俺にまかせろ!」
陳は親指を立ててポーズを決め走り去ってしまった。
リュウジは再びため息をつきタオルの中で気持ちよさそうに寝息をたてる子猫を見ていた。
「なんか大変なことになっちゃったなぁ……」
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