プロローグ

5/5
前へ
/436ページ
次へ
今日は颯人さんとの結婚記念日なんだ―――――――。 だから この公園にきた。 颯人さんへの想いを この公園で全て流して忘れようと――――――――――… 無理かもしれないが 沢山… 沢山泣けば少しは何か変われるかもと思った。 「颯人さん愛してたよ ずっとッ…ずっと一緒にいたかったよ…ッ」 (ッ…え?) 私の視界は 誰かの手により闇に包まれ口にも手がかかっている (最近誘拐や殺人増えてる…殺される…の?) 体を捩るが 身も心も疲れ果てた私には体力がなかった――――――― 私は 颯人さんとの想い出を辿るように意識を手放した―――…。
/436ページ

最初のコメントを投稿しよう!

668人が本棚に入れています
本棚に追加