第1話「俺とおまえとっキャラメルポップコーン」

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- - - 気が付くと、そこは知らない天井。 「どこだ、ここ・・・」 恐らくワラか何かで作った屋根に、太い木の柱。 弱弱しくも思えるが、結構頑丈に出来てそうな気もする。 すっと起き上がるとやけに身体が軽い、全身から力がみなぎる様な感覚。 「こんなに目覚めが良いのは初めてだな」 日々の不摂生で俺はいつも目覚めが最悪だった。 だるい・重い・眠いの三拍子。 クソニートのエンドレスワルツ。 「とりあえず、ここ出るか」 床から少し離れた場所に、日よけのかかった出入口、切れ目からチラチラ光が見え隠れしている。 「もう朝なんだ・・・」 日よけをまくろうとした瞬間、アニメやゲームで見る、魔道士の様な白いローブを着た女の子が、さっと入って来た。それも、 め、 め、 めめ、 めちゃくちゃ可愛い子が!!
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