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透けるような白い肌、少し潤んだ大きな目に水色の瞳。背は小さく小柄な体格で、栗色の長い髪が凄く綺麗だ。何より、ローブ越しからも分かるその大きな双丘が、素晴らしいとしか言えない。
俺を見ると嬉しそうにほほ笑んだ。
し、しぬ、しんじゃう。俺の人生でこんな可愛い子に代価無しでほほ笑んでもらった事などあったろうか?
いや、無い。あるとしたらマッ○のスマイルぐらいだ。あれもあれで良いけど、これもこれで良い、いやもっと良い。月とスッポン、ミジンコとサザビー。
「え、あ、、うっと、こ、こんにちわ」
出来るだけ冷静に・・・とか無理だった。声も裏返ったし。
「おはようございます、勇者様」
女の子は深くお辞儀をしてからそう言った。
は?
今この子、俺の事を勇者って言ったよな?なんだ、コスプレして何かのキャラになりきってんのか?いや、俺はこんなキャラ知らない。数あるゲームをやり尽くした俺が知らない訳が無い。
だとしたら、…アッチの世界の子か?こんなに可愛いのにアッチの世界の人か?だとしたらおしい、おし過ぎる。
いや、だとしても、だとしてもだ、もはやこのルックスはアッチの世界の人でも・・・
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