勇者はニートでニートが勇者

第１話「俺とおまえとっキャラメルポップコーン」

「あ、あの、キミは日本人？」

「は？えっと、私はサンドルの民です」

うん？なんか話が噛み合わないぞ。ってかポルカ？サンドルの民ってなに？ド○クエみたいな返事しないで。

「っとそうだな、それ日本語でしょ？」

「ニホンゴ？えと、この地の人は皆この言語ですよ」

とりあえずにっこり。可愛い。じゃなくて！！

しかし困った。この子は多分本気で知らない。そ、そうか名前だ！名前で日本人か分かる。

「キミ、名前は？俺は佐々渡 大和。大きいに平和の和で大和」

「オオキイニヘイワ？…は、はぁ。あ、すいません、勇者様のお名前はやまと様ですね。私の名前はリップです！リップ・チューです！」

「・・・・」

ますますわかんねーーーーー！！

なんだこの子、馬鹿にしてんのか？なんだその名前、むしろ名前か？コードネームとかか？反対から読んだら、はい、チューリップ！ってアホか！！

つかその容姿にこの名前、なんか適当、ダメ、絶対。